2024 TEAM SLOGAN 【GRIT】

ブログ リーグ戦に向けて 2年櫻井貴章

リーグ戦に向けて 2年櫻井貴章

平素よりお世話になっております。
2年櫻井貴章です。
農大男子ラクロス部を支えてくださっているOBOGの方々、保護者の方々、学校関係者の方々に感謝申し上げます。

ブログに何を書けばいいか分からなかったので、今話題のChat GPTに「ラクロス部のブログで自分の番が回ってきたから書くの手伝ってほしい」とお願いしてみました。「喜んでお手伝いする」とのことなので、会話していった話を書きたいと思います。

Chat GPTを使ったことのない俺は「どんなもんなんだい」とブログの手伝いをしてもらう前にちょっと違う質問をしてみた。「きゅうりの栽培方法教えて」って伝えたら5つか6つくらいのステップに分かれた文字がブアーっと、どんどん書き出されていく。あっという間に800字。この衝撃にノリノリでウキウキで、これなら楽勝やな、だって勝手に書いてくれるんでしょって思ってた。

けど実際は違った、

まずブログについてChat GPTから要点を教わった。ブログの全体像をなんとなく掴めたしここまではよかった…余裕をかましていた俺は次の質問で、さっきのきゅうりの質問みたいに聞いたら、近い例文とか参考文が一気に返ってきてこれをちょっと直して終わりだな、なんて思ってた。

そしたら3つか4つ構成で、ブログを書く目的は?誰に向けて?内容は?何を伝えたい?こんな感じでこちら側が質問攻めにあった。雲行きは怪しくなる…

ちゃんと考えてみると、今回ブログを書く目的は?誰に向けてなんだ、親、OB,OG…同期?、伝えたいことは?…あまりにも的確すぎる指摘に僕の心をドキッとさせる。

なんとかこの聞かれたことに対して、答えた。そしたらChat GPTがブログの本文をようやく提案してくれた。だけど読んでいると文に酷い違和感を覚えた。全く俺の立場をわかってないしチーム状況もわかってない。勇気と志の高いなんだかめっちゃ前向きな内容だし、いかにも日々の生活頑張ってるやつみたいだ。そして何より丁寧な言葉の文だった。

全く気に入らない文章だ。

俺らのことなんも分かってないやんけ。

その後自分がまだ2年生であること、うまくないこと、新チームがはじまって以来まだ2勝しかしていない、チームの雰囲気も良くない深刻な状況を伝えた。そしたら次に返ってきた文は内容的には良くなった気がする。でも、自分のなんとなくイメージしているものとはかけ離れている気がして納得がいかなかった。

Chat GPTにブログを書いてもらおうとしていた俺だけど、実際はなんとなく構想とかイメージとかフワっとしたものはあった。それに近づけるには何が足りないのか、一日中どう伝えればいいのか悩んだし試した。結果「俺はコラム風に仕上げたい」という言語化を成し得、それを伝えた。それでも丁寧なストレートで綺麗な俺の気に入らない文章を書く。

試行錯誤の上、ついに導き出した答えはプロの作家の文に近づけること。自分は湊かなえや恩田陸の文章表現が好きなのでそれに寄せるよう伝えた。ようやくいい文になった。劇的によくなった。少しは理想に近づいたんだと思う。

あと、Chat GPTにはとてつもなく賢い機能がある。それは再構築してくれること。学習し続けていて、提案した文を見直してより良い文にしてくれる。この機能はすごい。4回くらいすると本当にその作家さんが書きそうな表現でうまいこと書いてくれる。

結局最後まで納得しきれなかった俺は自分でブログを書いている。

長々とChat GPTについて話してきたがこれはラクロス部のブログなので、今回の件と少しラクロスを繋げていきたいと思う。

ラクロスとの出会いから既に一年が経ち、自分の心情、立場には大きな変化が生じた。他大学だったら圧倒的下っ端の自分も、上級生の人数が少ないためか、2年生という立場で新歓や育成、オフェンスなどさまざまな場面で自分もある程度、中心人物になった。

急ではあるがこの話をする前に現状、自分の大学では、総部員数も劣り、育成も一人一人がプレイヤーなため、専属で学生が育成コーチになることが難しいことをまず伝えておきたい。

話は戻って今回のChat GPTの件で二つの反省すべき点と一つの気づきについて話したい。

まず、二つの反省すべき点は、漠然とした日々を送っていたことと物事に対しての想定が甘いこと。

Chat GPTに目的や伝えたいことなどを聞かれた時、自分の考えのなさにハッとした。常にそれが日常生活において起きているのではと考えさせられた。物事を取り組むにあたって目的が存在しないということは愚かである。自分の場合、日常生活だけでなくラクロスにおいてもそう言えるだろう。一つ一つの練習の意図、自分のやりたいプレーに対する意識、考えてるにしろそのレベルは低い。

Chat GPTが自分のことを知らないのは言語両断だ。知る由もない。勝手に自分が考えていただけで相手にうまく伝わっていない。てか、伝えてもいない。自分のことを知らないことは少し考えればわかることだし、ただ漠然と状況伝え、考えなしに突っ込む。これを伝えたらこう返ってくるだろうという予測、想定がなかった。
今思えばこれは特に育成において教える側のコミュニケーション内で発生していたのではないかと思う。やはり専属の学生コーチではなく、プレイヤーが教えている分、毎日その人がというわけにはいかない。日々教える人は変わるわけだが、教える内容は変わってはいけない。また練習メニューを作成する側の意図を汲み取って教える側が指導しなければならないが、作る側である自分は、プレーする側はまだしも、教える側は汲み取って当然と思い、練習の意図を教える側に伝えずにいた。しかし、実際その意図を汲み取ってやっていないだろうと思えることがちらほらあった。また、プレーでもこの動きをしたらこの人はこう動くだろうとか、こういう場面はこれとこれが起きるだろうとかそういった想定を頭に置いた状態でプレーできていなかったように思う。

先ほどの話と重複してしまう部分もあるが自分が担った新歓や育成といったけっこうLIVE的な内容と絡めて一つの気づいたことについて話したい。「去年は一年生であり、してもらう側だった自分は去年の立場から物を捉えて言えるし、1年間でもらった先輩からのアドバイス、練習、遠回りしてしまった考え方や技術などを伝えられるな」と、チームに役立つ自分を想像し、こりゃー楽しみだとワクワク、うきうきしていた。しかし蓋を開けてみたら新歓は目標の30人に対して現在14人、入ってもやめるパターンも多かった。育成でも一年生に練習で技術的なことを教えたり、メニューを組んでいるが、最近はなかなか練習メニューのバリエーションがないし、技術的なアドバイスも実践的になればなるほど上手いように伝えられない。
そして今回のChat GPTの件があって、俺は教える奴が上手くないと教えられる側も下手になることを改めて気がついた。

話まとまらず二つの反省点と一つの気づきについて話し、ネガティブ要素たっぷりにお伝えしてきたが、まだ改善の余地はある。リーグ戦本番までにしくじらないように、新歓や育成のように取り返しのつかないことはあるけれど、常にアップデートすることはできる。経験値を元にら明日明後日、来年、再来年と新たに取り組むことはできる。常に破壊して再生させて再構築させていきたい。より良くするために。

ここまで長々と付き合っていただきありがとうございました。ただ自分の書きたいことをつらつらと書かせていただきましたが、このブログを通して個人的には現状とやるべきことの整理がついた気がします。リーグ戦に向け、良いパフォーマンスができるようあと一ヶ月突っ走っていきます!!

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