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ブログ ラストブログ〜LMF横手穣之介〜

ラストブログ〜LMF横手穣之介〜

引退ブログ

平素よりお世話になっております。4年LMF の横手穣之介です。
まず初めに私たち農大男子ラクロス部を支えてくださっているOB,OGの方々、保護者の方々、学校関係者の方々、誠にありがとうございます。

引退ブログなので僕のラクロス人生について書いてみようと思います。

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この4年間を振り返ってみると大切な場面でずっと怪我をしていたなぁと思います。

ちまちま怪我はしていましたが一番初めに起きてしまった大きな怪我は2年生の秋に起こしたギックリ腰だと思っています。

当時同期から数人リーグ戦に出ている人がいてそれをとても悔しく思っていました。特に私のポジションには一人バリバリ試合に出ている人がいて、そんな彼に負けたくなくて筋トレを頑張っていた時期でした。そんな中で起きてしまった怪我。数週間はプレーも出来ずに外で見守る生活を送ってました。そしてリーグ戦最終戦。私はベンチにこそ入れましたがただ見ているだけ。同期の活躍、先輩方の活躍を見て自分はなんてちっぽけな存在なんだろうと感じでいました。

変わろうと、しっかり腰を治して一からやり直そう。そう日記に書き記し自分の戒めにした。しっかり復帰してプレーできたのが確かつま恋に行く1週間前だったかな。ゆっくりやっていくつもりがつま恋ではいきなり強度を上げすぎて再び両足テーピングぐるぐる巻きに。

私の失敗は周りに流されてプレーしてしまっていたことと、日頃のストレッチを怠ってしまったことなのかなと今になって思います。

これだけならまだよかった。怪我もそこまで酷くなかったしこれからって時にコロナの流行。そして私にとって人生で一番辛いことが起きましてね。

この後の私は酷かった。ぶっちゃけ本当に何もかもが嫌になって全くラクロスをやりたいと思わなくなってしまいました。多分周りの人にも相当気を使わせてしまったと思います。部活では毅然と振る舞おうと思ってましたがやっぱりどこか乗り切れなくて。

ようやく部活が再開できた時期かな。コロナ禍でも頑張ってきた後輩たちに追い抜かれていったと実感したのは。正直本当に悔しかったし、でも頑張ってない自分に言う資格もないとも思った。この時リーグ戦の日記を改めて読み返してみて、あの時の感情が蘇った。この日以降自分にできる事をやり始めた。壁当て、グラボ、チェック練、筋トレ、etc 。中でもグラボは自分の中で確かに伸びていると感じていた。

そんな中でまた怪我、、、、

本当に自分に嫌気がさした。いくらなんでも多すぎだろうと。なんでこうなってしまうんだろうと。結局治った?のは特別試合の直前ぐらい。また去年の繰り返し。去年より試合には出ていたもののやっぱり悔しい。去年との違いは同期や後輩が試合に出ていた事。それがより自分の中で悔しくて、情けない感情にさせた。何より一つ上の良くしてくださった先輩方に申し訳なかった。たかやさんが試合終わりに言っていた言葉がすごく刺さったのを覚えている。この思いをしないように。次の代では勝てるようにと心に誓った。

そして自分たちの代になった。気がついた時には同期のロングが二人しかいなくなっていました。心細さはやはりあるが自身の代では過去の先輩から学んだ事を生かして勝てるチームにしたい!層の底上げをしてみんなで勝てるチームにしたい!そんな事を思い私は4年生としての「責任」感、そしてチームを変える為にDFリーダーになった。

その為にいろんな政策を考えてチームを良くしようとしました。結局のところあんまり目に見えて良くなったかというとそうではなかったような気がするんですがね。

ただ一番頑張らなくてはいけないと思っていた。DFを引っ張る立場として。周りにいい影響を及ぼせるように。心に余裕があるうちは自身の中ではできていたと思う。ただ4年生に進級して一回自分がおかしくなってしまった。部活、就活、研究室、体連。この時にもっと周りを頼ればよかった。訳もわからず涙が出てくるし、日々の生活がやっとだった。自分はリーダーとして相応しくないのでは?日々考えるだけで押し潰されそうになってました。

「責任」。この言葉がどれだけ重いのか、この時初めて理解しました。代が変わった時に考えていた言葉とこの時考えていた言葉の重みは違いますねやっぱり。過去の先輩たちは本当に凄い事をしていたのだなと実感させられました。初めに思っていた事やりたい事を成せずに苦しんだとして、それでも今年の役割として必ず全うしなければならないものだと自分に強く言い聞かせて4.5.6月なんとか乗り切りました。

就活もほとんど終わりやっとラクロスに打ち込める!そう思った矢先にやはり自分には怪我というものがついて回るのですね。人生で初めて松葉杖を突きました。絶望しかなかったですね。

これまでも何度か見てきたグラウンドの外からの風景。

見え方が違うもんで申し訳ない気持ち、自分が情なるなる気持ち以上に「責任」ある立場として何をこんなところで座っているのだろうという自責の念が一番強かった。こんな私で本当に申し訳ない。

怪我をしている時自分には何ができるのだろうとずっと考えてました。そんな時いつから初めたのかは定かじゃないですがOF陣は毎日ミーティングをしていると聞きました。特に同期のOF陣主体でやっているようで、勝ちたいという気持ちが凄い伝わってきました。怪我で落ち込んでいる私にとって必ず勝つという意思を示してくれているような気がして自分を恥じました。

そこからはOFを真似るようにDFでもミーティングを初め組織の強化に努めてきました。また、リハビリも徐々に行いリーグ戦に向けて準備を行ってきました。試合が延期になってくれたおかげもあり万全ではないにしろ、試合に出場できるぐらいに仕上げられたのは幸いだったと思います。

いよいよ青学戦。前半2Qは拮抗していたのですがここでも私にアクシデント。なんでいつもこうなんでしょうね。脳震盪で3Q始めから出ることができずに目の前で2失点。全体の流れを崩してしまった。今までチーム一丸となって目指してきた勝利に水をさしてしまった。謝っても謝りきれないぐらいの事をしてしまった。結果その点差を返せずに負けてしまった。もしあそこで無理にでも出ていたら。もしあの時躱せていたら、、、、今でも何度か夢に出てきてうなされるぐらい後悔しています。

そして今、千葉大戦を前に思うこと。それは最後に「責任」をとることです。今まで支えてくれてきた人、ここまでついてきてくれた人、応援してくれた人などチームに関わってくれた全ての人に感謝を伝え自分たちが成長した姿を見せるには、目に見える「結果」という形が必要です。だからこそこの試合には勝たなければならない「責任」が伴うと思います。勝って次の世代にバトンを繋げる。その為に明日の試合に全力を注ごう。今まで不甲斐ない私についてきてくれたDF陣のみんな。行動で示してくれた同期のみんな。今まで背中で語ってくれていた先輩方。今までボロボロの私を支えてくれたマネージャー陣。忙しい中時間を縫って私たちを指導してくれたコーチの方々。その人達に今度こそ顔向けできるように。感謝を伝えられるように。自分たちの納得のいく形で引退しよう。

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